20代後半のファッション初心者がチェックしておきたい2つのブランド
ファッション初心者に見てもらいたいけど、デビューしたばかりで店舗数が少なかったりして、まだ知名度が低いブランドは多々あります。せっかく値段も手頃でデザインも取り入れやすいのに知らないのは勿体ない…!ということでファッション初心者におすすめのブランドを紹介していきたいと思います。今回は20代半ば〜後半の人におすすめしたい「Salt&Pepper」と「BLISS POINT」の紹介です。
・Salt&Pepper
Right-onが運営するSalt&Pepperは大人向けカジュアルウェアブランド。このブランドはボストン、ニューベリーストリートにあるアイビースタイルをテーマに掲げた洋服店をイメージして作られていて、「男らしさ」と「大人の遊び心」のフィルターを通したクラシックカジュアルを提案しています。本来のターゲット層は30代〜40代前半なのだけど、雰囲気(アイテム)的には20代後半にも十分おすすめできます。
このブランドはカッチリしたアイテムを1点入れて、他でラフに着崩すというスタイルがメインになるので、年齢が上がってきて大人のカジュアルファッションがしたいという人には特に好感触かなと。(タイやチーフなどの小物類も充実しているのも◎)
価格帯はミドルプライスで、シャツは8,000〜、アウターは20,000〜と一般的なセレオリプライス。Right-onのPBや他に展開するブランドと比べると少々お高めですが、その分デザインと品質はしっかり上がっています。HPのルックを見ると雰囲気掴みやすいと思うのでチェックしてみてください!
・BLISS POINT
HARE、RAGEBLUE、GLOBAL WORKで有名なポイントが大人向けに展開しているブランドがBLISS POINT(※旧COLLECT POINT)。このブランドは男性目線のモテではなく女性から見たナチュラルなモテ服、女性から見たお洒落な男性像をイメージして作られているような感じがします。少し落ち着いたきれい目カジュアルなスタイルで、随所に可愛いポイントや分かりやすいトレンドが入っているのが特徴。HAREから若さを大人っぽさに変えたのがBLISS POINTとイメージすると分かりやすいかと。
価格帯はロープライス〜ミドルプライス(ほとんど、HAREと同じ)。ポイント系列のブランドは1シーズン着倒して、シーズン毎に全て買い直すのがベストなので、スタイル的にも金銭的にも25歳前後の人におすすめです。
※ポイントのブランドを集めたショップ、COLLECT POINTのオリジナルブランドとしてスタートしたのですが、昨秋にショップとの差別化するためBLISS POINTに名前を変更。
今回紹介した2つのブランドはまだ店舗数が少なく、Salt&PepperはららぽーとTOKYO BAYと梅田の2店舗、BLISS POINTは東京、埼玉、神奈川、愛知、福岡、宮崎の6店舗しかないのがちょっと難点ですが、気になった人は是非近くの店舗まで足を運んでみてください!
(一応、Salt&PepperはRight-onとZOZOで展開してるけど、デザインがシンプルだから伝わりづらいかも)
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今後も年齢や初心者の括りを変えていきながらいろんなブランドを紹介していきたいと思います。皆さんのブランドの選択肢が広がるよう、知名度が若干低いブランドをどんどん紹介していくのでお楽しみに〜。
リアルの感覚で街のショップを探すことができる「MONOBITO」
今回紹介する「MONOBITO」は個人経営のショップを集めたショッピングモールサイト。全国展開しているセレクトショップやブランド直営店以外の街のショップを地域というカテゴリーでまとめた、今までありそうでなかった地域特化型のサイトです。
そのコンセプトだけでも面白いのですが、MONOBITOはリアルでの買い物を疑似体験できるよう細部までこだわっているサイトです。”新しいお店に入店する→店内を見る→商品を買う”というステップがちゃんと用意してあるから、本当にリアルでお店を探すのに近い感覚を体験できます。
現在は関西地方(大阪、神戸、京都)のみの展開なのですが、サイト内には300店以上のショップが参加中しているので関西地方以外に住んでいる人が利用しても面白いサイトだと思います!
それではMONOBITOの機能と魅力をショップ検索、ショップページ、ECの順で説明していきます。
1.地域から探せるショップ検索
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大阪のショップを地図から探すとこんな感じ。 |
MONOBITOは参加しているショップの中からランキングや新着情報、カテゴリー、地域別の地図などを使って、自分が気になるショップを探していきます。ブランドではなく、個人ショップが参加しているので、そのままサイト内検索がショップ検索になるというのが面白いところ。
2.リアルの店舗をイメージしたショップページ
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神戸の人気セレクトショップWienのページ |
ショップページは商品だけじゃなく店内写真とギャラリーもアップされているので各ショップの雰囲気が掴みやすくて◎。また、あくまでショップ検索サイトではなくショッピングモールサイトなので、好きなショップを見つけた後はお気に入りに登録して、新着商品情報を受け取ったり、気になる商品をそのショップのECに飛んで買うこともできます。
3.街のショッピングモールとなる販売ページ
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先日実装されたMONBOBITO内の販売ページ |
そして、先日の※リニューアルではEC機能も実装されました。今までMONOBITOは名前の通り、ショップや物と人を繋ぐことをコンセプトに掲げていましたが、今後は街のショップを集めたECモールとしても機能していくようです。(ECとしては始まったばかりだから使いにくい点もあるけど、少しずつ改善されていくはず)
以上、MONOBITOの流れと魅力でした。まとめてみると非常にシンプルで直感的に使えるサイトだと分かりますねー。
でも、一番の魅力はやっぱり冒頭で書いたようにリアルの買い物を擬似体験できるところだと思います。検索でいろいろ絞っても、結局はショップに入店するまではどういったお店なのか、何が置いてあるかわからない。自分に合うショップを探すにはリアルのようにサイト内を渡り歩くしかない。この面倒臭さこそが、MONOBITOの、個人経営のショップの良いところなのです。
webで個人経営のショップの魅力を体感できるMONOBITO、是非皆さん利用してみてください!また、加盟店舗も一般募集しているそうなので、気になったショップの方も是非!
【編集後記】個人的に欲しい財布たち。
先日、財布の記事をUPしたのですが、個人的にも財布を買い換えたいなーと思って年始からずっと財布を探す毎日です。地元のお店で頼んでいた財布が一向に来ないと思ったら生産中止してたり、欲しい財布を見つけた!と思ったら次の日売り切れていたり…と欲しい財布を見つけても手に入れられないことが多過ぎて、どんどん財布へのハードルが上がっていく…という悪循環を辿って早1年半。ここらで1回、今欲しい財布への欲求を発散しておかないと、今後これがずっと続いてしまうのではないかという嫌な予感がしてきたので、今回は個人的に気になる財布をまとめてみようと思いますー。(個人的なまとめですが、先日の記事ではおすすめブランドは挙げなかったので、財布の買い替えを検討している人のご参考になれば幸いです)
・POSTALCO
POSTALCOはステーショナリーや革小物を展開しているブルックリン生まれのブランド。(現在は日本で活動中)
このブランドの始まりはステーショナリーで、基盤もステーショナリーにあります。だから、POSTALCOの財布も言っちゃえばステーショナリーのひとつ。まさにステーショナリーを財布にしたらこうなるだろうな、というデザインのものが多くて、それがPOSTALCOの財布の魅力になっているのだと思います。
文房具というのは不思議な魅力があり、大人になるにつれ惹かれるもの。その感覚を財布にも持ちたいという人にはまさにうってつけのブランドです。デザイン的に整頓しやすくなっているので、領収書やカードが多い人にもいいかもしれないですね。
私が欲しかったのは、この画像上段左の長財布(鹿革)。現在絶賛ソールドアウト中で、生産再開されるか分からないので半ば諦めているのですが、今でも目の前に売っているなら迷わずこれを購入します。シンプルながらもカードや領収書をざっくり入れられる、筆箱っぽい感じがお気に入りでした。また、鹿革の感じも良し。
・ANN DEMEULEMEESTER
お次に欲しかったのはANN DEMEULEMEESTERの二つ折りウォレット。外はしっかり、中は柔らかなレザーで使い込むうちにすごく良くなりそうだし、シンプルにこういう財布をボトムのポケットに入れてたらかっこ良い理想の大人像に近づける…!そんな感じの財布だなと思います。
日本価格では手は出せなかったのですが、LN-CCやTHECORNERのセールで3万以下になっているのを見つけて、これは買わねば!と1日でPOSTALCOへの余念を振り払い、再びサイトを見た結果、ソールドアウト…。まだまだ、ANNは早いということでしょうか。
しかし、ANNの小物はやはり良いですねー。ウェアは長身、細身、小顔の3種の神器と更に雰囲気がないと着こなせないと思っているのですが、小物は主張してくるけどシンプルだから普通に持っててかっこ良い感じ。値段は張るからそうそう手は出せないけど、ANNの小物には高校の頃からずっと憧れております。
・COSMIC WONDER Light Source
BIFOLD WALLET-CIRCLE FOILED PRINT -Center for COSMICWONDER
COSMIC WONDERの定番財布はステッチを表に出さない袋のような製法になっていて、カードケース、小銭入れが表からは見えないというデザイン。カード、小銭入れも札入れのように中に収納することができます。普通の財布だとどうしてもカードポケットからはみ出している部分が汚れてしまうけど、これだとその心配が少なく◎。
また、レザーの質感や開いたときの蓋だけ出ているデザインが可愛いのですが、これも黒だと渋い感じに印象が変わってメンズが使ってもかっこ良いです。私は画像の黒ver.が良いなーと思いました(CWLSを象徴的するシルバーサークルもいい味出してるし)。
・SETTLER
OW1112 3 FOLD WALLET - FRAME
SETTLERは先日の記事でもちょっと名前を出しましたが、個人的にも欲しいということで再び。定番財布ブランド、ホワイトハウス・コックスのセカンドラインで、WHCの5割ほどに抑えられた価格(約1万〜2万)でイタリア産の牛革財布が買えるというのが何と言ってもこのブランドの魅力です。
ここの財布は育てがいあって、それが見るからに分かるので手入れするのも楽しそうだなーと。霜が掛かった外見から、使い込むうちに光沢感が出てきて、それが味になって…と革財布の入門には持って来いな感じです。
他にもセレショで取り扱っているブランドだと、IL BISONTE、FARO、Launerなど気になるところはいくつかありましたが、今のところ手軽に買える財布ではここが一番好きでした。また、財布を買い逃してしまったら画像の財布を買って使い込んでみようと思います。
・cornelian taurus by daisuke iwanaga
cornelian taurus POMMEL WALLET BLACK 2012-13AW -TIURF (sold out)
cornelian taurusの財布はまだ実物を見ることはできていないのですが、各所で財布の話しをしてたら猛プッシュされたので今非常に気になっているブランド。バッグメーカーで長年経験を積んだ日本人デザイナー岩永大輔氏が展開しているブランドで、展示会はパリで行なっているよう。すごく職人気質らしく、世界中での評判も良いと。
来月、地元のお店に画像の定番財布と今期の財布が各1点だけ入荷するらしいので、気に入ったらそのまま買おうかなと思っています。あと、このブランドはバッグもすごく良いデザインなので、余裕があればそっちも合わせて欲しいなーとか。
(ちなみに、リンクを貼ったTIURFさんは群馬のセレクトショップなんだけど、セレクトがすごく良くてECにも力を入れているので是非見てみてください!)
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以上、特に買いたいと思っていた(る)財布たちでした。
財布は1シーズンに何回も買うようなものではないので、皆さんも何を買うか迷うところだと思いますが、気になるものを買い逃してしまうといつまでも後悔することになります。皆さん、私のようにならないよう気をつけてくださいねー!
財布を買い換えるタイミングと買うときのポイント。
1月も後半に入り、そろそろ冬のセールも後半戦。来月からはセールも落ち着き、各店頭は春物に切り替わります。さて、春と言えば、服だけじゃなく小物も買い替えたい時期。特に財布は春に購入すると縁起が良いと言われるので、このタイミングで買い替えを狙っている人も多いのではないでしょうか。今回はそういった人に向けて財布を買うときのポイントや長く使うためのコツを紹介したいと思います。
※春財布の時期は、冬至から(12/21〜2/18)と立春から(2/3〜3/5)という2つの説があるようです。
1.財布の買い替え時期
財布は日常生活に必要不可欠なもので、ほぼ365日休みなく使うものです。他のファッション小物と比べると圧倒的に使う頻度が高いのでその分消耗も早く、しっかりとした手入れをしないと数年でガタが来てしまいます。
たまに高級財布を買い、「一生ものだからずっと使える!」と言ってボロボロの財布を使い続ける人もいたりするのですが、基本的に財布の買い替えに高い・安いは関係ありません。財布の寿命を少しでも感じたときは買い替えの検討を始めましょう!
財布の分かりやすい買い替えポイントとしては、以下が挙げられます。
・金具が壊れたとき(リペアが出来ない場合)
・綿の財布で生地が擦れてしまったとき
・型ズレがひどいとき
・革の色落ちが汚いとき
いずれかが当てはまるのならすっぱり買い替えちゃいましょう。特に綿財布を使っている人は細心の注意を払わないと生地擦れ、ステッチ糸のほどけが必ず出てくるので、その症状の予兆があったら買い替えを意識した方が良しです。
(使用感・ダメージ以外の買い替えタイミングとして、デザインに飽きたときや歳相応なものに変えたいときというのも考えられますが、こういったパターンは自発的なものなのでスパッと買い替えられるかなと)
2.財布を買うときに重要なポイント
財布を選ぶときに一番重要なポイント、それは「愛着が持てる」こと。財布を買った後で一番怖いことは飽きがくることです。財布を買った当初は皆大切に扱うのですが、しばらく経って財布に飽きてくると手入れが疎かになってきます。そうすると財布の寿命は短くなり、せっかく高いお金を出して買ったのに早く買い換えるはめに…。これを避けるためには愛着が持てる財布を選んで購入すること。これが大事です。
具体的には、育てがいのある財布が良いと思います。最初が完成形で劣化していくものではなく、買った状態から育てることで完成していくもの。それが育てがいのある財布です。例えば、霜のかかった皮財布は使っていくうちに手脂などで光沢感が出てくるし、ベージュのヌメ革は使っていくうちに色が変化し茶色に近づいていきます。こういった変化を楽しめるものは自然と愛着が持て、大切に使うようになります。自分のさじ加減ひとつでかっこ良くもかっこ悪くもなるので、それが使っていく上での楽しみになるかなーと。
また、愛着を持てるか以外に機能性のチェックも必要です。いくらデザインが気に入って、育てがいがありそうでも、実際に使いづらい財布は使っていて嫌になります。毎日使うものですし、以下のポイントは購入前に必ずチェックしておきましょう。
・小銭いれの有無
・カードポケットの数、身分証用のポケットがあるか
・カードの出し入れがしやすいか
・財布の取り出しやすさ
これ以外にも自分の使う用途に合うものか実物を触って確かめる必要があります。
3.予算はどのくらいにするか
予算は少し背伸びしたくらいが丁度良いと思います。財布は少なくとも年単位で使うことになるので、先のことを考えるとその方が賢いかなと。
社会人だと、3〜5万くらいの予算で財布を購入する人が多いと聞きましたが、20代前半だと2〜3万代の予算があれば十分。大体、財布の値段の目安はデザイナーズが3万円〜、国内のアパレルメーカーが1.5万円〜くらいなので、3万円台の予算があれば多くの選択肢の中から選ぶことができます。
ただ、服をメインに作っているブランドは小物に服ほどの力を入れていなかったり、デザイン性重視で物が良くなかったりすることも多々あります…デザイン性じゃなくてシンプルなデザインで品質にこだわりたい人は財布をメインに作っているブランドを見てみることをおすすめします。財布や革小物をメインに作っているブランドは直営を持たないところが多いのですが、大抵の有名所は大手セレクトショップで展開しているので店頭に行ってみたり、オンラインストアで探してみると◎です。
また、初めて意識して財布を買う人は1.5万前後の財布が慣らしにはいいかもしれません。財布ブランドのセカンドライン(ホワイトハウス・コックスのセカンドライン、セトラーなど)はちょうどその予算内で買えると思います。
ちなみにデザイナーズやアパレルメーカーの財布はセールに掛かりますが、財布メインのブランドはセール対象外というパターンが多いです。だから、デザイナーズの予算倍くらいの財布をセール時期に半値で買うというのもありです。但し、あまりに良い物を買うと普段の服装から浮いてしまうのでそこは注意が必要です。
4.財布を長く使うために
・革財布を買うときは一緒に革用のクリームを買う
革には革用のケアクリームがあります。1ヶ月に1回ほど、汚れを拭きとって、クリームを使ってあげると光沢が出て、自然に使うよりも良い味が出てきます。革用のクリームは全て一緒というわけではなく、色別で売っているので自分の財布と同じ色のクリームを買いましょう。(セレクトショップで取り扱いあり。約1000〜2000円ほど。革靴にも使えるので、革靴のコーナーに置いてあることが多い)
・バックポケットには入れない
ボトムのバックポケットに財布を入れると痛みの原因になります。お尻は意外と汗をかく部位だし、座ることで財布に体重の重みが掛かるので、出来れば財布はバッグに入れておくのが好ましいです。手ぶらが好きな人でバッグは持ち歩かないという人は、なるべく財布の中身は少なくしておきましょう。カードや小銭を少なくしたり、別に入れるだけでもかなり持ちが違います。
長財布や綿財布の人はバッグ必須ですね。長財布をバックポケットに入れるのは見栄えが悪いですし、折りたたみ以上に財布が痛みます。綿財布は痛みがそのまま見た目を悪くするので、手ぶらが好きな人は革の折りたたみ財布を購入するようにしてください。
・札入れ・小銭入れ・カードケースで使い分ける
本当に財布を長持ちさせて大切に使いたい人は、用途別にこれらを使い分けましょう。財布のダメージを最低限まで削減できますし、見栄えも良いです。
ただ、これらを全てを買うとなると財布×2くらいのお金が必要になるし、会計するとき面倒なのでさすがに3つ分けは几帳面な人以外にはおすすめできないです。でも、財布と小銭入れくらいの2つ分けだったらやってる人も多いし、財布を長持ちさせたい、見栄えを良くしたい人は面倒臭さを我慢して挑戦してみてはいかがでしょう。
最初に書いた通り、財布を長く使うためには手入れが必須です。また、綺麗に見栄えよく使うためには普段の取り扱いにも気をつける必要があります。これが出来ないのであれば、財布は使い捨てと割り切り、1〜2年毎に買い替えを検討する必要があるかなと思います。
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財布は多少のダメージがあっても浸かるし、購入にはそこそこのお金が掛かるしで買い替えを先延ばしにしてしまう人もいると思います。
しかし、財布は意外に他人によく見られているもの。壊れていたり、汚い財布は知らないうちに自分の印象を悪くしてしまいます。使う頻度の高いものほど、清潔感を意識する必要があります。財布を使っていて恥ずかしいなという気持ちや、寿命を感じたら思い切って買い換えみてください!
ZOZOUSEDの魅力、ZOZOだからこそできたこと。
ZOZOTOWNのセレクト古着ショップ「ZOZOUSED」がオープンして約2ヶ月が経ちました。このオープンが決定したときは遂にZOZOが古着ECに参入…!と、すごく話題になったのですが、タイミングの悪いことにオープンが決定した次の日にZOZOTOWNの送料無料&ポイント10%還元宣言…。このインパクトがあまりにも強すぎて、ZOZOUSEDはZOZOによってその話題を潰されるという皮肉な結果になってしまいました。その影響は今でも続いていて、オープンから2ヶ月経ってもZOZOUSEDはその魅力を十分には語られていません。
今回はそんな状況が勿体ない…!ということで悲運のZOZOUSEDについて、現在のブランド古着EC市場の話しを混じえながらじっくり書いてみようかなと思います。
※ZOZOUSEDは昨年5月に小会社化したクラウンジュエルと展開するブランド古着のセレクトショップ。クラウンジュエルという会社はファッション専用のネックオークションサイトを経営していて、ZOZOUSEDはそのノウハウを存分に利用したショップとなっています。(現在、クラウンジュエルはZOZOUSEDの買取のみを行なっています)
・ブランド古着ECの現状
ブランド古着EC市場のほとんどはネットオークションサイトと大手ブランド古着チェーンの直営ECが占めています。昨今のファッションECの盛り上がりがあるのにも関わらず、なぜ多くの企業はブランド古着EC市場には手を出していないのでしょうか。それはブランド古着とECの相性が極端に悪いためです。
海外から買い付けてくる普通の古着と違って、ブランド古着は国内循環で周っています。業者自ら買取るのではなく、顧客が売りにきたものを買取、それを販売するのがブランド古着。ブランド古着のECサイトは販売と同時にネット経由での買取も行っているので、大手では日に何百もの服が届き、それを査定し、商品ページを作るという過酷な作業を毎日行なっているようです。更に古着は1点ものなので商品ページは1回限りの使い捨てとなってしまいます。そうすると、1着毎に掛けるコストは非常に低く、安定したクオリティを保つだけでも一苦労。普通のECサイトよりも数倍手間が掛かるのがブランド古着のECなのです。
実際に現在ECに手を出しているブランド古着チェーンも相当苦労したみたいで、悪循環にハマっている企業も多かったようです。(これは上記の理由もさることながら、ブランド古着チェーンには土台となるECのノウハウがないため前時代的なデザインと使いにくいUIを採用していたことも関係している)
ただ、最近(ZOZOが古着ECに進出するという噂が出た辺りから)はようやく使えるレベルのサイトが増えてきて、まだまだ物足りないにしてもブランド古着ECが活発になってきたと思います。その中でもずば抜けているなーと思うのが、コメ兵オンラインストア。商品画像のクオリティもブランド古着ではない普通のファッションEC並で使いやすく、何より商品数も圧倒的十分と言えるほど多いです。そして、条件付きで返品・送料無料・店舗への取り寄せも可能で消費者目線を大事にしているのも伝わってきます。現在、ダントツでブランド古着ECのトップに位置しているサイトで、今後ZOZOUSEDと比較されていくのは間違いなくコメ兵でしょう。
・いきなりブランド古着のトップに君臨したZOZOUSED
2012年11月、そんな荒地であるブランド古着市場に国内最大のECモールであるZOZOTOWNが遂に踏み込みました。ZOZOUSEDはZOZOの国内最大の会員数と今までのECでのノウハウと、クラウンジュエルのブランド古着のノウハウを併せ持ってのオープンということで、ブランド古着EC市場の現状の心配をかき消すほどの期待を寄せられていたように思います。
そして、ZOZOUSEDはその期待に答えるようにオープンと同時に、現存するブランド古着ECのトップに君臨しました。元より、ZOZOでブランド古着を取り扱うだけでこうなることは容易に想像できたのですが、期待通りのものを期待通りにリリースしてくれるところはさすがです。
・ZOZOTOWNのUIだから使いやすい
・1日の商品投下数がブランド古着ECの中でトップクラス(1日500着以上)
・商品画像のクオリティが安定している(コメ兵と同レベル)
・ブランドフォロー機能で好きなブランドの入荷がすぐ分かる
・ブランド一覧から探す場合、ブランド名の横に()で商品数が書いてある
ZOZOUSEDで素晴らしいと思った点をざっと挙げてみました。(当たり前ですが)ZOZOのUIはブランド古着を見るのにも使いやすく、商品画像もシンプルながら安定していて、2ヶ月経った今でもクオリティを維持できているのは高評価です。また、下2つの便利機能は今までのブランド古着ECにはなかったもので、地味に消費者が欲しい機能を上手く入れてきてくれたなーと。ブランド古着はいつ欲しい服が入荷するかわからないし、特にZOZOUSEDは既存のサイトより圧倒的に商品回転率が大きく人気のブランドは争奪戦になるからフォロー機能はすごくありがたい存在。一覧の商品数表示も地味にあると便利でストレス削減に一役買っています。また、上には書いていませんが、ZOZOUSEDも例に漏れず送料無料です。(少し前までは返品可能・返送料無料と激アツだったのですが、残念ながら変更されてしまいました…)
コメ兵と比べてみても、商品数と条件付きの返品可・取り寄せ可以外は同レベル又はZOZOUSEDの方が優れていて、難しいブランド古着ECの中でオープンからこのクオリティを提供できているのはすごいの一言。今後のリニューアルで更に進化して、ブランド古着ECのダントツトップになることを期待したいと思います。
・新品と古着を両方扱うZOZOTOWN
ZOZOUSEDのオープンにより、ZOZOTOWNは新品と古着を両方扱う新しいECサイトへと進化しました。しかし、この意味をまだ履き違えてる人が多いように思います。
ZOZOUSEDをZOZOVILLAやZOZOOUTLETのように独立したサイトではなく、ZOZOTOWN内にあるいちショップという位置づけでオープンしました。その結果、現在ZOZOTOWNでは検索で商品タイプとして新品と古着を選ぶことができます。
これは名実共に、ZOZOTOWNが同一ブランドの新品と古着が買えるECサイトになったということです。例えば、あるブランドで服を探していて、新品がちょっと高いなーと思ったら、そのまま検索タイプ切り替えで古着を買うことができるようになっちゃったわけで、消費者としてはZOZOでの買い物の幅が大きく広がったんですね。
でも、普通だったら新品と古着を同時に売る状態をメーカーは嫌がります。しかし、他のECサイトにできないことをやってしまう、そして、やれてしまうのがZOZO。ポイント10%還元のときもそうですが、俺がルールだ!と言わんばかりに我を通してしまう姿勢は見ていて気持ちが良いです。
まだまだ新品と古着が買えるZOZOは始まったばかりで完成形ではないのですが、1年後にはどうなるのかを楽しみに今後もZOZOUSEDと込みで注目していきたいと思います。
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少し話しはずれてしまいましたが、ZOZOUSEDの魅力(と、ZOZOTOWNの新形態について)は十分に伝わりましたでしょうか。この記事を書いたことによって、少しでも多くの人がZOZOUSEDに興味を持ってくれたら嬉しいです。
ファッションは教養だと思う。は、fashionNeet.magにリニューアルしました!
あけましておめでとうございます。
2013年より、ファッションは教養だと思う。は”fashionNeet.mag”に名前を変え、はてなダイアリーからBloggerに引越し、完全リニューアルいたしました。
(全く違うブログ媒体に引っ越してしまったので教養~の過去記事は現在全く載せていない状態ですが、アーカイブとして残したいものは少しずつリライトして投稿していく予定です)
ブログのリニューアルは半年前から考えていたことで、教養~の方は計画性はあったにしろ勢いでやった部分があまりにも大きく、これ以上伸ばしていくにはリニューアルは必須…近いうちにやらないと…と思いながらもずるずる先延ばしにしていました。いざ引っ越すとなるとPVや過去記事、Google検索からのアクセスなど今まで少しずつ積み上げてきたものを全部手放すということになるので、思い切るきっかけとタイミングが合わないとなかなかできないものなんですよねー。。
そのような中で、昨年11月に私が春から東京に行くことを決めて、このタイミングしかない!と、今回のリニューアルに踏み切りました。そして、このリニューアルでfashionNeet.magとして新しくスタートするために、ファッションは教養だと思う。とは少しテーマを変えてみようと思います。
・fashionNeet.magはファッションに興味がない人に興味を持ってもらうためのブログ
ファッションは教養だと思う。は”ファッション初心者に道を示す”がテーマでした。20代前半くらいで服に興味を持ったけど、どうしたらいいかわからない人に向けて低価格帯のブランドで服を揃える方法や着こなしハウツーを中心に1年3ヶ月続けてきました。
しかし、fashionNeet.magでは”ファッションに興味がない人に興味を持ってもらう”をテーマにしています。勿論、教養~の方で書いていたものがメインにはなるのですが、それに加え、ファストファッション以外のブランド・アイテム紹介や雑誌の書評、ECサイトやファッションアプリの紹介など、ファッション全般を扱っていき、週1で編集後記も書いていこうと思います。
これは教養~でMartin Margiela with H&Mの記事を書いたときに初心者向けのブランド紹介や着こなしだけが全てではなく、ファッションを好きになってもらうためにはリアルな情報以外も必要ではないのかと思ったのがきっかけです。
ファッションにどう興味を持つかは言ってみれば人それぞれで、教養~で今まで提案してきたものはその1つでしかありません。fashionNeet.magではもっと幅広い人に服に興味を持ってもらうために、ガジェットを使ったファッションネタやマンガや小説から入る方法など、ファッション以外の趣味を持つ人にもアプローチできるようにいろいろ模索していきます。
・私自身の就活のためのブログ
ブログタイトルのfashionNeetには、ファッションに興味がない人のこと、私自身の就活の2つの意味があります。
「果たして、ファッションブログで就活できるのか…?」
それがブログのもう1つのテーマです。絶賛春から東京での就職を探している身として、自分のブログで就活できるのかを試してみようと思います。(でも、これは一般的な就職だけでなく、このブログ自体が収益化できたり、派生で仕事の依頼が来ても成功ということにします)
このテーマは本当にただの実験で、前々からオープンなファッションブログはあまりないなーと思っていたし、私自身がいろいろ勉強することができるのでもう1つのテーマというか裏テーマとして設定してみました。今のfashionNeet.magはデフォルトのシンプルなテンプレートを使用していてほとんどデザインしてない状態ですが、少しずつ工夫していこうと思っているので、1人のブロガーとしての成長も見守っていただけたら嬉しいです。
以上、ファッションは教養だと思う。から変更した2点でした。fashionNeet.magはこの2つのテーマで進めていこうと思います。
最後に、ファッションは教養だと思う。の読者様には移転でお手数お掛けしました。これから心機一転頑張りますので、リニューアル後も引き続きよろしくお願い致します!
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