財布を買い換えるタイミングと買うときのポイント。
1月も後半に入り、そろそろ冬のセールも後半戦。来月からはセールも落ち着き、各店頭は春物に切り替わります。さて、春と言えば、服だけじゃなく小物も買い替えたい時期。特に財布は春に購入すると縁起が良いと言われるので、このタイミングで買い替えを狙っている人も多いのではないでしょうか。今回はそういった人に向けて財布を買うときのポイントや長く使うためのコツを紹介したいと思います。
※春財布の時期は、冬至から(12/21〜2/18)と立春から(2/3〜3/5)という2つの説があるようです。
1.財布の買い替え時期
財布は日常生活に必要不可欠なもので、ほぼ365日休みなく使うものです。他のファッション小物と比べると圧倒的に使う頻度が高いのでその分消耗も早く、しっかりとした手入れをしないと数年でガタが来てしまいます。
たまに高級財布を買い、「一生ものだからずっと使える!」と言ってボロボロの財布を使い続ける人もいたりするのですが、基本的に財布の買い替えに高い・安いは関係ありません。財布の寿命を少しでも感じたときは買い替えの検討を始めましょう!
財布の分かりやすい買い替えポイントとしては、以下が挙げられます。
・金具が壊れたとき(リペアが出来ない場合)
・綿の財布で生地が擦れてしまったとき
・型ズレがひどいとき
・革の色落ちが汚いとき
いずれかが当てはまるのならすっぱり買い替えちゃいましょう。特に綿財布を使っている人は細心の注意を払わないと生地擦れ、ステッチ糸のほどけが必ず出てくるので、その症状の予兆があったら買い替えを意識した方が良しです。
(使用感・ダメージ以外の買い替えタイミングとして、デザインに飽きたときや歳相応なものに変えたいときというのも考えられますが、こういったパターンは自発的なものなのでスパッと買い替えられるかなと)
2.財布を買うときに重要なポイント
財布を選ぶときに一番重要なポイント、それは「愛着が持てる」こと。財布を買った後で一番怖いことは飽きがくることです。財布を買った当初は皆大切に扱うのですが、しばらく経って財布に飽きてくると手入れが疎かになってきます。そうすると財布の寿命は短くなり、せっかく高いお金を出して買ったのに早く買い換えるはめに…。これを避けるためには愛着が持てる財布を選んで購入すること。これが大事です。
具体的には、育てがいのある財布が良いと思います。最初が完成形で劣化していくものではなく、買った状態から育てることで完成していくもの。それが育てがいのある財布です。例えば、霜のかかった皮財布は使っていくうちに手脂などで光沢感が出てくるし、ベージュのヌメ革は使っていくうちに色が変化し茶色に近づいていきます。こういった変化を楽しめるものは自然と愛着が持て、大切に使うようになります。自分のさじ加減ひとつでかっこ良くもかっこ悪くもなるので、それが使っていく上での楽しみになるかなーと。
また、愛着を持てるか以外に機能性のチェックも必要です。いくらデザインが気に入って、育てがいがありそうでも、実際に使いづらい財布は使っていて嫌になります。毎日使うものですし、以下のポイントは購入前に必ずチェックしておきましょう。
・小銭いれの有無
・カードポケットの数、身分証用のポケットがあるか
・カードの出し入れがしやすいか
・財布の取り出しやすさ
これ以外にも自分の使う用途に合うものか実物を触って確かめる必要があります。
3.予算はどのくらいにするか
予算は少し背伸びしたくらいが丁度良いと思います。財布は少なくとも年単位で使うことになるので、先のことを考えるとその方が賢いかなと。
社会人だと、3〜5万くらいの予算で財布を購入する人が多いと聞きましたが、20代前半だと2〜3万代の予算があれば十分。大体、財布の値段の目安はデザイナーズが3万円〜、国内のアパレルメーカーが1.5万円〜くらいなので、3万円台の予算があれば多くの選択肢の中から選ぶことができます。
ただ、服をメインに作っているブランドは小物に服ほどの力を入れていなかったり、デザイン性重視で物が良くなかったりすることも多々あります…デザイン性じゃなくてシンプルなデザインで品質にこだわりたい人は財布をメインに作っているブランドを見てみることをおすすめします。財布や革小物をメインに作っているブランドは直営を持たないところが多いのですが、大抵の有名所は大手セレクトショップで展開しているので店頭に行ってみたり、オンラインストアで探してみると◎です。
また、初めて意識して財布を買う人は1.5万前後の財布が慣らしにはいいかもしれません。財布ブランドのセカンドライン(ホワイトハウス・コックスのセカンドライン、セトラーなど)はちょうどその予算内で買えると思います。
ちなみにデザイナーズやアパレルメーカーの財布はセールに掛かりますが、財布メインのブランドはセール対象外というパターンが多いです。だから、デザイナーズの予算倍くらいの財布をセール時期に半値で買うというのもありです。但し、あまりに良い物を買うと普段の服装から浮いてしまうのでそこは注意が必要です。
4.財布を長く使うために
・革財布を買うときは一緒に革用のクリームを買う
革には革用のケアクリームがあります。1ヶ月に1回ほど、汚れを拭きとって、クリームを使ってあげると光沢が出て、自然に使うよりも良い味が出てきます。革用のクリームは全て一緒というわけではなく、色別で売っているので自分の財布と同じ色のクリームを買いましょう。(セレクトショップで取り扱いあり。約1000〜2000円ほど。革靴にも使えるので、革靴のコーナーに置いてあることが多い)
・バックポケットには入れない
ボトムのバックポケットに財布を入れると痛みの原因になります。お尻は意外と汗をかく部位だし、座ることで財布に体重の重みが掛かるので、出来れば財布はバッグに入れておくのが好ましいです。手ぶらが好きな人でバッグは持ち歩かないという人は、なるべく財布の中身は少なくしておきましょう。カードや小銭を少なくしたり、別に入れるだけでもかなり持ちが違います。
長財布や綿財布の人はバッグ必須ですね。長財布をバックポケットに入れるのは見栄えが悪いですし、折りたたみ以上に財布が痛みます。綿財布は痛みがそのまま見た目を悪くするので、手ぶらが好きな人は革の折りたたみ財布を購入するようにしてください。
・札入れ・小銭入れ・カードケースで使い分ける
本当に財布を長持ちさせて大切に使いたい人は、用途別にこれらを使い分けましょう。財布のダメージを最低限まで削減できますし、見栄えも良いです。
ただ、これらを全てを買うとなると財布×2くらいのお金が必要になるし、会計するとき面倒なのでさすがに3つ分けは几帳面な人以外にはおすすめできないです。でも、財布と小銭入れくらいの2つ分けだったらやってる人も多いし、財布を長持ちさせたい、見栄えを良くしたい人は面倒臭さを我慢して挑戦してみてはいかがでしょう。
最初に書いた通り、財布を長く使うためには手入れが必須です。また、綺麗に見栄えよく使うためには普段の取り扱いにも気をつける必要があります。これが出来ないのであれば、財布は使い捨てと割り切り、1〜2年毎に買い替えを検討する必要があるかなと思います。
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財布は多少のダメージがあっても浸かるし、購入にはそこそこのお金が掛かるしで買い替えを先延ばしにしてしまう人もいると思います。
しかし、財布は意外に他人によく見られているもの。壊れていたり、汚い財布は知らないうちに自分の印象を悪くしてしまいます。使う頻度の高いものほど、清潔感を意識する必要があります。財布を使っていて恥ずかしいなという気持ちや、寿命を感じたら思い切って買い換えみてください!
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