VON SONOがブランド再開したことを知って。
VON SONO |
VON SONOは”Stephanie Oberg”がBLESSなどのアシスタント経て、ベルリンで立ち上げたブランド。その後は2006年にロンドンに活動拠点を移し、2010〜2011年に1度ブランド休止、その後2012SSを最後に再度ブランド休止に入る。
VON SONOは日本に取り扱い店はあるものの、メディアで取り上げられるほど大きいブランドではなく、日本語の記事もほとんどない(自分が知っているのはSTUDIO VOICEのインタビューくらい)。そのため、取り扱い店の店員さんに詳しい話を聞いてみると、どうやらブランド休止の原因は結婚と出産とのことだった。
だから、しばらくすれば再開するかな…と毎月HPは覗いていたのだけど、一昨年くらい(?)にサイトが繋がらなくなり、ああこれはブランド終わったのか…と思って、相当ショックを受けた。
VON SONO 2005 summer |
VON SONO 2012 summer |
しかし、彼女の、女性の日常着がデザインされているのに、それがユニセックスでも着用できるようになっているのが面白いところ。ニット中心のアイテム構成とオーバーサイズのおかげで、ルックでは女性が着ているものもほとんどはユニセックスで着ることができる。つまり、彼女のための日常着を、男性もシェアできるということ。これにどんな意図があるのかは推測できかねるけど、彼女の素晴らしいデザインを着ることができるのは男性としてとても嬉しく思う。
また、元BLESSのアシスタントということもあって、その影響も色濃く見える。ただ、BLESSが”アーティスティックで面白い服(プロダクト)”だとすると、VON SONOは”さらりと着れるけど、アーティスティックな服”というイメージ。彼女の日常着をテーマにしているだけあって、”日常とアート”の距離感がとても上手く、主張の強い服でも意外と着てみるとコーディネートしやすい。
雰囲気はあるのだけど日常的である服。それが私が10年間ずっとVON SONOを好きでいる理由なのかもしれない。
VON SONO - ONLINE SHOP |
HPのデザインを一新し、オンラインショップも開設(!)、二度目のリスタート。育児と共にブランドをやるのは難しいだろうけど、順調にブランドを成長させ、長く続けててほしいと心から願う。
新しいコレクションを見てみると、デザインが落ち着いて(少し昔のデザインに戻った…?)、今の時代感ともフィットしているよう。あとは、光るニットなど以前よりBLESSの影響がより強くなっているのも気になるところ。やはり出産と育児を経て、デザインに少し変化が見えるので、今後彼女の見せる世界観がどう変わっていくのか楽しみにしたいと思う。
日本ではNidで取り扱いがあるようなので、週末見に行ってみようと思う。久々の再開に今から胸が高鳴る…。
※ブランド再開してからのインタビューがあったので、載せておきます(英語)。あと、Nidのスナップにも着用しているものがあるので、そちらも。
INTERVIEW - VON SONO - ACM ACasualMan
Nid (stylingページに着用画像あり)
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